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映画の小部屋 以前見た映画インデックス

私が以前観た映画のうち、タイトルがさ行で始まる作品を集めました。ほかの映画レビューを観られる場合は、「映画の小部屋」メインページに戻って、他のインデックスを選んでください。

ら 〜 ろ
2006年啓蟄の頃ナルニア国物語/第1章:ライオンと魔女
2005年芒種の頃レモニー・スニケットの世にも不幸せな物語




2006年啓蟄の頃 ナルニア国物語/第1章:ライオンと魔女
評点 あのナルニア国物語の映画化第一弾
ご家庭一緒にご覧下さい
フォロー この映画の原作は、世界に名高いファンタジー小説として指輪物語と双璧をなす作品として有名な「ナルニア国物語」シリーズです。まずはその一作目「ライオンと魔女」が公開されました。

指輪物語は3部作に分かれていましたが、ナルニア国物語はそれよりも多い7部構成になっています。実際、大きな本屋に行くと、7部シリーズを箱にまとめたボックスセットなども売られています。

有名な原作から映画化された小説の場合、映画を先に観るか、それとも小説にするかという「鶏か卵か」並に悩ましい問題に当たるのですが、私は「小説」を先に選んでみました。どうせ今後続編となる映画も観るだろうと、奮発してボックスセットを購入しました(くすねてなんかいません)。しかし、購入したのは今から3ヶ月程前でしたが、実は読むのに「挫折しています」

いや、内容が難しいという訳では無いのです。むしろ文章は易しすぎるくらいです。
指輪物語はその前作「ホビットの冒険」の続編として書かれたものの、さすが原作者であるトールキンが「イングランドには他国へ誇るべき神話が無いので、作り出した」と言われるだけあって、内容は前作よりも遙かに壮大かつ重厚で、私などはその世界にのめり込んでいったものです。
それとは対照的に、ナルニア国物語は(もともと自分の姪のために書いたものだけあって)子供へ向けた内容になっています。それがゆえ、Ki-Tsu-Neのような年寄りにとってはかえって読み辛い。読むペースがなかなか上がらず、原作を1/3程読んだ所で映画の封切りを迎えてしまったのです。

さて、映画の方ですが、さすがにハリーポッターシリーズあたりと違い、原作の分量が少ないせいか、ストーリーも、ナルニア国の世界の映像も(多分)忠実に再現されています。小学校高学年か中学生位のお子様のいるご家庭ならばファミリーで観に行って、家族の絆を深めるのに良いでしょう。ナルニア国シリーズのファンの方々にとっても(多分)納得が出来る内容だと思われます。

しかし、Ki-Tsu-Neのような年寄りにとってはちょっと物足りなかったのも正直な感想です。かと言って、あまりストーリーをいじくりまわすと、原作とは別物の作品になってしまいかねないので(こういうのがよく有るんだ)、まあ、良かったんでしょう。

この映画の中で、主人公達四兄弟の中の次男が、「魔女」に懐柔される場面があるのですが、小説ではプリンを口一杯にほうばる場面が有りました。しかし、映画では「ターキッシュ・ディライト(レシピ付きのリンクはここ)」なるものに替わっていました(多分こちらが原作に忠実)。私にも解らないようなお菓子を児童書に載せても、日本の子供には解らないのだから、翻訳の時に書き換えられたのでしょう。私は、初めてターキッシュ・ディライトなる物を見ましたが、このカラフルで美味しそうなお菓子なら、たとえ白い魔女の魔法がかかっていなくても、私もむさぼってしまうだろうなと思いました(単に貧乏性だという噂もある)。

ナルニア国物語/第1章:ライオンと魔女 (公式HP)


備考 出演 ティルダ・スウィントン/ウィリアム・モーズリー
    アナ・ポップルウェル/スキャンダー・ケインズ
    ジョージー・ヘンリー
監督 アンドリュー・アダムソン
原作 C.S.ルイス
2006年3月公開 米国制作


2005年芒種の頃 レモニー・スニケットの世にも不幸せな物語
評点 ジム・キャリーの怪演光る
童話が基本なのでつっこみは控えめに
実はエンドロールが一番楽しい
フォロー こんにちは、Ki-Tsu-Neです。

ここ最近、映画鑑賞を楽しむというよりは、映画鑑賞地獄とも言える状態にあり、巷ではネタがないネタがないというにわかブログ管理者があふれている中、私はネタの洪水に襲われて沈没寸前のまま毎日を過ごしています。

そんな事で、嘆いてもネタが消化されるわけでは無いので、順次書くべき事は書いていきましょう
そうでないと、来月はとうとう
  「スターウォーズ エピソード3」
  「ポケットモンスター ミュウと波導の勇者」
がやってきてしまいます。しかも、ポケットモンスターを見るとなると、三徳山(リンクはここ)での精神修養よりもきつい難行苦行が待ちかまえている事請け合いです。

最近、「マスク」と「マスク2」を立て続けに観たせいか、最近のジム・キャリーの演技が気になって参りました。そこへ、ジム・キャリーの最新作「レモニー・スニケットの世にも不幸せな物語」が公開されました。早速私は観て参りました(でもレビューは1ヶ月後・・・)。

ジム・キャリーがTV、映画業界に身を投じて既に20年近く。日本で知られるようになってからを見ても15年は経過しております。デビュー当初は、もっぱら「変な顔をする」事しか脳が無いと言われ、視聴者に飽きられる事必至とも囁かれた頃も有りましたが、「マスク」以降より、本格派の俳優としてのキャリアを着実に歩み続け、今や百面相のイメージは何処へやら。一流の役者として完全に脱皮した感が有ります。

久しぶりにスクリーンで対面したジム・キャリーは、今回は悪役(オラフ伯爵という名前がまた怪しそうです)で登場しているだけあって、眼光は鋭く、いかにも狡猾そうな顔をしています。しかし、頬は青白く、顔には、かなりの苦労をされたのでしょう。人生の年輪と言うべき深い皺が刻まれています。

顎には豊かな髭をたたえていますが、その色は既に白く。彼の頭頂に目を移すとその髪の毛は完全に禿げ上がっ・・・ってぇ、
メイクじゃねぇかっでも、コレでアカデミー賞受賞・・・

お話自体は、両親の事故によって孤児となってしまった3人の兄弟達が、自分たちに降り懸かる危険に向かって立ち向かうものです。
もっとも、原作は児童書なので、話には穴が多いかも知れませんが、大人としてはおおらかな気持ちで楽しめば良いのかなとも思います。

最後に、この映画はエンドロールが相当凝っています。主人公の3兄弟とオラフ伯爵を基にした、まるで、「ワヤン クリッ」(バリ島に伝わる影絵芝居)のような幻想的な影絵アニメが繰り広げられます。その美しさは、80分近くも本編を見ていたにも関わらず、引き続きスクリーンに釘付けになってしまう程です。
普通は、映画が終わり、エンドロールに入ったら「あ〜あ、面白かった」とか「ケッ」などと言いながらお手洗いに向かうものなのですが、この作品に限っては、すごいエンドロールを見せられたせいで、席を立つにもタイミングを失いそわそわしながら影絵を見ている方をたくさん見かけました。実は、私も・・・。

レモニー・スニケットの世にも不幸せな物語
  (公式サイトはここ

備考 出演  ジム・キャリー/メリル・ストリープ/エミリー・ブラウニン
    リーアム・エイケン/カラ・ホフマン/ジュード・ロウ
監督 ブラッド・シルバーリング
2005年4月公開 米国制作
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