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映画の小部屋 以前見た映画インデックス

私が以前観た映画のうち、タイトルが数字・アルファベット記号などで始まる作品を集めました。ほかの映画レビューを観られる場合は、「映画の小部屋」メインページに戻って、他のインデックスを選んでください。

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2007年大寒の頃007/カジノ ロワイヤル
2006年白露の頃X-MEN:ファイナル ディシジョン
2005年穀雨の頃CASSHERN




2007年大寒の頃 007/カジノ ロワイヤル
評点 安心してください、ドタバタではありません
ネタは地味だが、静かな緊迫感がある
ボンドガールの人物像がぞんざいなのは伝統
フォロー 007カジノロワイアルと言うと、007と言いながら全くの別物という印象が強い事で映画ファンには知れ渡っているタイトルです。なにしろ、「監督が5人いる」とか「主人公がピーター・セラーズ」だと聞くと、いくら原作がスパイアクション物でもその方面への期待は萎むというものです。実際、一般でも「ドタバタコメディ」の評価が下されています。私は未見なのですが、B級映画をこよなく愛するKi-Tsu-Neとしてはいつかは見なくてはいけない作品なのでしょう。

イアン・フレミング原作の「カジノロワイアル」だけが何故ドタバタ映画になってしまったのでしょう。どうも、007シリーズの映画化を手がけていた制作会社が、これの映画化権利を押さえられなかったからだと言われます。そのため、この「カジノロワイアル」は、007シリーズとは番外になっております。

しかし、この程、007シリーズ最新作として「カジノロワイアル」が制作されました。普通ならば、「40年ぶりのリメイク」などと言われ、最近のハリウッド映画のトレンドに沿った動きなどと思われそうですが、製作サイド(ちなみにソニーピクチャーズ)からすると古い方は無かった事にしたい位だと思われます。

さて、作品自体の話です。007シリーズはアフリカの核廃棄施設に潜入したり、月面基地に行ったり、結構スケールの大きな話が多いのですが、この話は「テロリストの資金をマネーローリングしている人物をポーカーで破産させる」というものです。何となく地味な話のような気もしますが、アクションシーンもそこそこ有るし、カジノのシーンも静かながら緊迫感が出ていて、私は楽しめました。

しかし、ヒロインの人物像が十分に練られていないせいか、物語があるポイントを過ぎてからはストーリーの骨格が「ずぶずぶ」になってしまったようです。このシリーズの場合、ボンドガールは伝統的に添え物扱いなのですが、ジェンダーフリーの現代において、そんな伝統を残すというのもいかがなものかなとも思いました。

007/カジノ ロワイヤル (公式HP)


備考 出演 ダニエル・クレイグ/エヴァ・グリーン/マッツ・ミケルセン
監督 マーティン・キャンベル
2006年12月公開 米国制作


2006年白露の頃 X-MEN:ファイナル ディシジョン
評点 いやあ、X-MENも3作目となり、とうとう最終章となりました。最近の映画業界では3部作という構成は結構多いようです。たとえば「マトリックス」に、「指輪物語」。一番新しい所では「パイレーツ オブ カリビアン」が有ります。古いところでは「ゴッドファーザー」もそうでした(3作目って、どんな話でしたっけ)。「スターウォーズ」は3部作が2セット有るとも考えられますね。しかし、Ki-Tsu-Neが思うところ映画の3部作というのは、原作自体が3部構成だった指輪物語を除くと、あとは・・・・・・。
フォロー こんにちは、改めまして、Ki-Tsu-Neです。

ハル・ベリーと言えば、このX-MENシリーズでのレギュラーキャラクター「ストーム」を演じていた女優です。一作目の頃、彼女は善玉役だけれども、他の役者との格差が有った為か「ヤラレキャラ」的な扱いを受けていました。
しかし、一作目の公開後に彼女は「チョコレート(公式HPはここ)」にてアフリカ系アメリカ人初のアカデミー主演女優賞を獲得し、彼女は一躍「本格派女優」の仲間入りを果たしました。
おかげで二作目である「X-MEN2」では扱いも変わり、宣伝ポスターでは全身を大きく映し出され、本編では前回作でヒロイン役だったはずの「ファムケ・ヤンセン(ジーン・グレイ役)」が逆に「ヤラレキャラ」扱いにされてしまいました。
ところが、ハル・ベリーはその後「キャット ウーマン(公式HPはここ)」にて図らずも「ゴールデンラズベリー賞」を獲得してしまうのです。もっとも彼女はトロフィーを受け取る人がほとんど無いはずのラジー賞授賞式に現れ、式に現れた理由として「子供のころ、母から『胸をはって負け犬になれないものは、勝者にもなれない』って言われたから」というコメントを残していきました。彼女こそ、女優の鑑です。

そんな「ハル・ベリー」の役どころに注目しながら今回の作品に期待していたのですが、第一印象は「歳食ったなぁ」という感じでした。いや、彼女だけでは有りません。「みんな歳食ったなぁ」と思えて仕方有りません。

まあ、「パトリック・スチュワート」と「イアン・マッケラン」は元々「ピカード艦長」「灰色のガンダロフ」なので問題有りませんし、「ヒュー・ジャックマン」は「年齢不詳のワイルドなあんちゃん」なのでどうでもいいのですが、その他の人たちは一作目との差がどうしても目についてしまいました。特に、一作目では自分の能力に振り回され、思い悩む可憐な少女「ローグ」が、今回は可憐な可憐な・・可憐な・・・・・・・・カレンジャナイカモ

まあ、物語の質に関して、私は「マトリックス レボリューション」と同じものを感じてしまいました。もちろん話の内容や展開はそれぞれ全く違うんですが。

あと、「サイクロプス」は、男として最低なヤラレ方をさせられてしまいました。私はアガっているので、本当の所はよく解りませんが、「サイクロプス」が不憫に思いました。

X-MEN:ファイナル ディシジョン (公式HP)



そういえば、スパイダーマンも3部作だったっけ・・・

備考 出演 ヒュー・ジャックマン/ハル・ベリー/パトリック・スチュワート
    イアン・マッケラン/ファムケ・ヤンセン/ジェームズ・マースデン
監督 ブレット・ラトナー
2006年9月公開 米国制作


2005年穀雨の頃 CASSHERN
評点 宮崎アニメみたい
フォロー え〜と、Ki-Tsu-Neです(ヘタレ入ってます)。

この前、TVを見ていると、実写版「CASSHERN」をやっていました。
「CASSHERN」と言えば、昨年(2004年)、注目度において「デビルマン」と双璧をなした作品です。
皆さんはご存知でしょうが、公開当初は(内容はともかく)相当な反響をよんでいました。ある意味、去年一番の話題作「指輪物語・王の帰還」以上に(内容はともかく)観客からの感想が多く寄せられました。

見終わっての感想は・・・、

演説ぶったシーンばっかり
でも、唐沢寿明って、こういうシーン見せてくれるね。妙な説得力有り

話、解りにくい(と、言うより、解らん)

戦闘シーンは意外と良かった
何をやってるのか解らないカットもありましたが意外と頑張っていたのではないでしょうか

それから、ふと、気づいたのですが、映像がかなり宮崎アニメっぽかったです。あと、戦争の描き方も「戦争は悲惨だ」と言うだけで、まるで環境ビデオのような扱いをしていた所が「ハウルの動く城」そっくり(でも、こっちが先)。
他には、取ってつけたようにフレンダーという名の黒い犬が出てきます(これは100歩〜200歩譲りましょう)が、「こいつは誰にもなつかないんだ」とか言われたときにゃあ、「クラリス様の犬」か?と突っ込んでしまいました。

まあ、書くべきは、こんなもんか。
備考 出演 伊勢谷友介/麻生久美子/寺尾聰/唐沢寿明
監督 宇多田ヒカルのだんな
2004年4月公開 松竹配給
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