■以前の愛機■ 


Ki-Tsu-Neが以前使用していた愛機は、SONY製のClie「PEG-S500C」です。これはSONYが初めて出したPalmデバイスでした。SONYが初めて開発したPalmデバイスだけあってかなり特徴の有るマシンに仕上がっていました。例えば、

・ジョグダイアルを搭載
・メモリースティック対応(しかも8Mのメモリースティックも付属)
・日本語変換にATOKを搭載
・通信環境を補完する為にモバイルアダプタが付属

等々機能やらオマケやらがテンコ盛りでした。TJ25とはえらい違いです。その中でも最大の特徴は、

256色カラー表示

です。 このカラー表示、非常に個性的で、ポイントを挙げると

・色階調の差が緩いために1諧調違う程度だと同じ色に見える。
・パステル調の色以外は全て黒に見える。
・暗い色がはっきり解るようにするためにコントラストを上げると、明るい色は
 全て飛んでしまう。
・発色自体はクレヨンとよく似ているので、お絵描きソフトで絵を書くと、
 児童画のような素朴なものが出来る。

さらに、バックライトの機能が個性的でして、普通の室内ではバックライトが点いているのかどうかの見分けがほとんどつきません。真っ暗な場所で点灯させることで、初めてぼんやりと点いている事が判ります。
このマシンを真っ暗な部屋で、おしりに当てながら、バックライトを点滅させる事で「蛍」のものまねが出来ます。点滅間隔を(手動で)変えることで「ゲンジホタル」、「ヘイケホタル」を演じ分ける事も可能です。

まあ、私の愛機の紹介と言うよりは、愛憎半ば入り交じったモノへの思いのになってしまったようです。もっとも、マシンの動作は概ね機敏であり、メモリ容量も十分実用に耐えうる程度に有りました。
そして、ソニーの初物マシンの割には動作も安定し、何よりソニータイマーが3年以上経過しても働かなかった事がこの機械最大の特徴でしょう。
このように八面六臂の大活躍をしたマシンですが、今は後進に役目を譲り、西暦2199年に人類を救う旅に出るための長い休息に入っています。

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